若さを保つ良質な睡眠
「夜更かしはお肌の敵」とは、昔からよく聞く言葉ですが、睡眠は美しいお肌や健康な身体を保つために必要不可欠です。
健康なお肌は一定周期で新しい肌に生まれ変わりますが、睡眠が足りないと、この肌代謝(ターンオーバー)が乱れ、お肌の表皮は古い角質が残ったままになり、硬く変化し、結果としてシワやくすみなどの原因になります。
この肌代謝(ターンオーバー)を促進させているのが成長ホルモン。
成長ホルモンの分泌は、20歳を過ぎると徐々に減少して行きますが、充分に睡眠を摂ることにより、成長ホルモンは分泌されるようになります。
いつまでも若々しいお肌を保つには、なるべく自分の身体から成長ホルモンが分泌されるように、生活面で気を付けることが大事です。
そのためには充分な睡眠が必要になるのです。
つまり、しっかりと眠ることで成長ホルモンの減少を抑え、肌代謝を活発にすることが出来るというわけです。
成長ホルモンを分泌させる、良質な睡眠とは?
いままでは、夜22時~朝2時までがお肌のゴールデンタイム=成長ホルモンが1日の中で最も分泌されるときであることから、この時間帯に睡眠をとることが望ましいと考えられていました。
でも実はこれ、もう時代遅れだということをご存知でしょうか?
現代では、現実的に22時に睡眠をとれる人は少ないと思います。
これは旧日本人型のライフスタイルを元に考えられたもので、現在の暮らし方には合いません。
美肌・若返りと大きくかかわる「成長ホルモン」は、眠り始めてから最初の3時間(ノンレム睡眠の間)に集中して脳下垂体から分泌されます。
“早い時間から眠ること”を心掛けるよりも、“眠り始めの3時間をぐっすり眠ること”を意識することで、睡眠の質は高まるのです。
眠くないのにゴールデンタイムに『寝よう』とするのでは意味が無いのです。
脳科学の視点からも、若い脳を保つ為には睡眠が大変重要で、6時間以下の睡眠では脳の成績が落ちることが証明されています。(最も良いデータが表れたのは7時間睡眠の人でした。)
更に、睡眠不足は肥満にも関係しています。
睡眠不足の時は、普段と比べて20%も多く食事を摂ってしまい、甘いもの・塩気の多いもの・炭水化物など太りやすい食べ物を好んで食べてしまう傾向があるそうです。
人の体にとってホルモンのバランスというのはとても大事ですが、睡眠不足になるとホルモンの分泌がアンバランスになるので、食欲のコントロールが効かなくなるのが一因のようです。
そして、理想は7時間睡眠!それも『質の良い睡眠=熟睡できなければ意味が無い』のです。
あなたは良質な睡眠を摂れていますか?
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